微弱電流治療法(MENS)
Microcurrent
Electrical
Neuromuscular
Stimulation
低出力の電流を流す治療法で、一般的に750マイクロアンペア以下の電流を生体に流します。痛みに応じて、急性期、慢性期それぞれにあった刺激を選択することで、期待できる効果として「鎮痛」と「治療の促進」を促します。
微弱電流治療法(MENS)の鎮痛メカニズム
MENSの微小電流は一般的に体内で電気抵抗の最も低い「血液」を介して伝わっていきます。そして、このときに流れる「電子」の働きにより毛細血管が刺激され血流の改善が起きます。また、これにより組織に停滞していたブラジキニン、ヒスタミンなどの発痛物質および乳酸などの疲労物質の分解作用が促進され、それらの分解物質が改善された血流に乗って速やかに運ばれ、リンパ系を経由して体外に除去されると考えられています。
微弱電流療法(MENS)の治療促進メカニズム
人体の細胞派へ平常状態で内外に電位差があることはよく知られています。これを静止膜電位と呼びますが、近年ではこの膜の電位差を実測できるようになり、平常状態で-70mV前後の測定結果が出ています。この結果から、人体では組織が損傷を受けると、損傷組織は電気的に「負」の状態を強くし、正常組織から損傷部に電流が流れ込む現象が発生します。この現象は1840年にマテウチらによって正確に測定されていますが、これを損傷電流と呼び、10~30マイクロアンペアであることが判明しています。これはマイクロカレント:微弱電流であり、生体における自然の損傷電流は組織を修復するためのATPの生成、たんぱく質の合成に強く作用し、その活性を促すことが知られています。